ほぼ、同じ位置で、同じ方角である。深川、萬年橋から、隅田川を見る。江戸時代には3階建てなんて、お城くらいしかなかったから、当然、ここからでも富士山は見えたのだ。
しかし、広重の構図の壊し方はすごい。手前は手桶。これでまずひとつ世界をくくる。ここに亀を下げる。この亀を買って、川に放すことで命を救い、身の汚れを流すという意味があったようだ。そしてその向こうには橋の欄干。ふたつのフレームの中には隅田川と江戸の町、そして富士山が見える。
広重のこのテクニック、今の時代でも充分に活きると思う。橋の名前は今も変わらない。
芸大 広重《名所江戸百景》マップ
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2007/collection200707/googlemaps


