メゾンエルメスで開かれている「レフトオーバーズ / N.S.ハーシャ展」に改めて行った。会場には毎回のことだけれど、贅沢に厚い紙を使った案内葉書が置かれていて、これは自由に持ち帰ることができる。
早速ひとつ銀座のあるお店で働いているとっても素敵な女性に渡して、行ってね、と宣伝(?)。
内覧会の日というのはこんでいて、きちんと見ることは難しいし、話し声でうるさいし、挨拶はしないといけないし、というわけで、いつもその週末に改めて覗くことにしている。
今回の展示はまさに食べ残しで、それを見事に日本の食品サンプルの技術で作って見せているのだけれど、食べ残しの仕方に実に様々なものがあって、多分、作家の中にはひとつずつの物語があって、それがここに一堂に介しているんだろうなあと感じた。
今日は人ごみはないので、ゆっくり見て回った。前回気になったお皿(バナナの葉っぱの模型と言うべきか)があった。それはまったく食べた形跡のないもの。今日もう一度見るともうひとつまったく手を付けた跡のないものがあった。
仲のいい、というと語弊があるけれど、この会場の案内をしてくれる女性たちが配されていて、顔を覚えてくださっている方がいて、気になっているお皿があると話したら、ひとつめについては彼女は知っていた。ご飯が三つの輪になっているもの。
ハーシャさんの話では、それは子どものもので、こういう味付けが苦手な子が遊んでしまったものだそうです。すべてのお皿にハーシャさんは物語をお持ちでしたけど、お客様にそれを読んでくれ、ということではなく、いろいろ想像してくれればそれでいいと伺ってます。
なるほど。確かに、この食べ残しは読むことはできないが、勝手な想像ならいくらでもできる。


