藤の花が咲き始めた。春は順調に進んでいる。しかし、藤棚を見ながら思い出してしまったのは松井冬子の「世界中の子と友達になれる」という作品。おかげで今日は藤棚を見た瞬間に鳥肌が立ってしまった。松井冬子の作品にはそれだけの力がある。その絵の中では藤の花は途中から蜂の群れになってしまう。彼女の作り出す凄惨な美しさの中ではまだ柔らかい方だけれど。
4月に第1画集が出て、見つけた瞬間に買ってしまった。第2画集が5月に出ると言う。う〜ん、また出費か。しかし、この人の描くものには見入ってしまうのだ。まさに「耽美」。「Yaso #耽美」の表紙は松井冬子の「完璧な幸福をもたらす普遍的万能薬」。
松井冬子、すごい。多分、近年最強。
松井冬子
http://matsuifuyuko.com/松井冬子画集
http://www.editions-treville.net/?pid=6114761Yaso #耽美
http://www.2minus.com/y03_n.html



コメント (6)
松井冬子さんの展覧会拝見
小印象 筋金入りのメルヘン
イケイケどんどんの風潮の時代に警鐘を鳴らす強いメッセ―ジ
協和のための不協和 愛への試練 魂の讃歌
大作「世界中の子と友達になれる」は国際平和運動のバックテーマになりそう
もちろん美しい日本画のタッチで
モーツァルトのピアノコンチェルト第26番「戴冠式」の第2楽章と協奏できそう
2008年7月21日 08:34 | このコメントの固定リンク | ▲
横浜美術館ですか?
この絵はほんとうにすごいと思います。
他に言葉がありません。
2008年7月21日 09:21 | このコメントの固定リンク | ▲
松井冬子さん全画集、テレビドキュメンタリー拝見 評 完
松井冬子さんは天性の美術家、数十年に一人の人かも知れない 7月横浜美術館で1枚の絵に出合った時の予感の通り 作品は構想、主題、題材の選定 構成 色彩感覚全て極精緻
ドキュメンタリーで感動した所 公開された乳児期の写真 カメラを見る目は乳児の目ではなく幼児の目に近い、成長の早い嬰児だったのだ ピカソの子供時代の写真を見ると目だけは大人の目をしている、画家の重要な身体的資質は目だという、脳科学者は目は脳の一部だという 普通の人には見えない見え方が見えているのだ 松井冬子さんの大きな瞳を持つ目は特別の能力を持っているのだ お母さんの胎内で「早く外の世界が見たいの」と言っていたのかも知れない 森町とその周辺は自然環境の良い所<特に花の養成が有名>多感な少女に影響を与えない訳はない 作品の国際性については随所に現われている 巨象の入水 自分の重量を沈めるに鎖を巻き夕方入水ーこんな悲しい絵が世界にあるだろうか 世界中の人々が感動するだろう 世界の「FUYUKO」は間近い。
2008年8月 8日 17:39 | このコメントの固定リンク | ▲
松井冬子さんの浜松の展覧会本日12月14日最終日を拝見して数多くの感動を受けたので全ては語れないので代表的な一つ。
出展全32作品の圧巻「印刻された四肢の祭壇」松井作品の粋「発達した立派な肉体を持つ女性、しかし顔は、飼い慣らされ、諦めから、大人の顔になれない女性」この衝撃的テーマを画面一杯に日本画の伸びやかを使って、決して見る人に不快に感じさせず、むしろ自由を感じさせ、導くところに美術家の才能と優しさが秘められている。世の紳士淑女の面々はどう感じるのか、立派に独立している、平等が守られていると思っていても、その中身は? 美術家の言う美術でしか表現できない直接話法で問いかける,思考や感情がズタズタになっても周りに合わせることが社会の長い歴史の中で女性に躾けられた宿命なのだ。このテーマは明治の初めから唱えられているが本質的なところで研究され直す新しい段階に入りそうでもある。美術家の真実を探す感性は天才A.ランボーのようにセンス抜群なのだ。
ファン感謝サイン会は制限がある中で美術家が心を込めてファンに応対していて人柄を感じさせる素晴らしいサイン会でした
2008年12月15日 04:53 | このコメントの固定リンク | ▲
浜松の展覧会評Ⅱ 新ジャンル「日本画文学」の誕生。
美術家の絵解き解説文は珠玉の文章、一つの独立した文学である。多彩な才能は遺憾なく発揮されている。この真実を求め続ける心は神の化身とさえ思わせる。言葉の中に青春の思い過ごしのものもあるが、99%真実を探し当てている。松井さんの世間評の中に「題材が日本画の美しいイメージと対極的」ー自画像の証言図録「幽霊画等の独創的作風で知られる松井氏」-造形大学園通信、等、美術家の本当の力を知らない人の評があるが、現在の題材は美術家の1%でしかない、99%の題材は温存されている。美術家に提案ー狩野芳崖の「悲母観音」国宝の21世紀版を描いて欲しい、9月に展覧会で拝見し3度出口から引き返しました。が、やはり山容が妙義山、尊顔がアーケイック等の点で古典だと思います、現代なら山容はヒマラヤ他であり尊顔はリアリズムあるべきです。芳崖の絵を永遠に残すためにも必要だと思います。<日本画界の事は不詳なのでご迷惑にならないようにして下さい>展覧会には全国からファンが多く来ていました。期待が大きいのです。前回の訂正、印ー陰
2008年12月19日 17:15 | このコメントの固定リンク | ▲
正論松井冬子論 松井さんの出身森町は1200年間西静岡の神域<神の森>を守って来た地である。街の人の性格は直情潔癖であると言われる。 松井さんのデビューは優れた才能が一時緊急避難の状態にあったように見える。丁度アマテラスが粗暴な弟の存在を知って天の岩戸へ隠れたように。松井さんの才能は優れた分解視力とストイックな心構えから得るテラバイト容量の想像力、110年間の卒業生の中で最も完成度の高い自画像を描き、日本画の女性像を「人形的」から超リアリズムによる「生きた人間像」に描き換えた実力ー何枚かの作品は、時間を経て国宝に指定されるだろうーこれだけの人が一つのテーマ、立場に留まって居られる訳がない。もう天の岩戸は開かれたのだ。松井さんの絵の本質は女性らしさ、作品「思考螺旋」の「私の思考は螺旋を描くように何度も繰り返すオブセッシブなもの」「いつも色々考えている自分」<07NHKテレビ自画像と卒業生>これは幼児が広大な世に出て不安の中で、戸惑い、繰り返す母親の後ろ姿を見て心を豊かに成長させる女性本能のスキルに他ならない、松井さんの絵とそれを描かせているものは最も女性らしい女性の心なのだ。今後の作品に期待したいのは、最も愛するお母さん<絵の中に象徴として何度か出てくる>に代表される人間愛<母性愛、肉親愛、人類愛、純愛、幼い愛、等>をあの「自画像」「夜盲症」のリアリズムで描いて欲しい。日本一の日本画ができ上がるだろう。
2009年5月18日 20:48 | このコメントの固定リンク | ▲