来年のカナダ、バンクーバーでの冬期五輪のトーチが発表されました。氷の結晶を思わせる鋭い形、細い面に小さくカナダのシンボルのメイプルの葉、太い面には今回のオリンピックのロゴが入っています。炎は細い面の上部。ふたつのバナーを同時に利用することで消えることのない炎を作ります。高さ94.4cm、重さは1.6kg。IOC、国際オリンピック委員会のサイトではくるくる回りながらどんな形か見せてくれます。
» Olympic Torch Interactive Animation|IOC
トーチの役目は聖火を灯して走るだけですけれど、そのデザインにも時々の流れがあるようです。ここ10年ほどは流線型が流行の様子。ニューヨークタイムズが1936年のベルリンから2008の北京までのトーチの変遷をまとめてくれていました。
» Passing the Torch: An Evolution of Form|NewYorkTimes
どんどん背が高くなるわけでもなく、その点はやはり用途からきているのでしょう。持ち手のサイズもそう変えるわけにもいきません。しかし炎の周囲は毎回工夫が凝らされているのがわかります。同時に消えない工夫もされているのでしょう。
1964年、東京オリンピックの頃はというとストレートが主流。しかも手に固定されるように鍔(つば)のようなせり出しがあるのが普通だったんですね。おおこんな所にも亀倉雄策デザインのロゴ。
なかなか行く機会はないかもしれませんが、スイス、ローザンヌにあるオリンピック博物館に行くと過去すべてのトーチ、メダルを見ることができます。こんなコレクションはここにしかありません。ちなみにIOCの本部もローザンヌにあります。レマン湖に面した気持ちのいい街です。


