グーグルのビジュアルデザインを決定していくのが重い立場であるのはわかりますが、理不尽な思いをたくさんこれまでにためてきていたんでしょうね。境界線の幅が3ピクセルがいいか、4ピクセルがいいか、5ピクセルがいいか、なんて質問には正しい回答はなく、常にその時の周囲の状況、他の画面とのつながりと言った様々な要素の中で選ばれるもの。一概にこれはベストとは言えないはずなんですけど、それがグーグルでは求められてしまっていた、と。
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デザインというのはひとつのもので考えたら絶対に前にいかないもので、常に関係性の中で答えが出てくるもの。ものひとつにしてもそれを人間が持つのか、置いておけばいいのか、時に動かすのか、様々な使い方に対し実際に使う人間がどう関係するのかがまず大事。こうした関係性が様々なレベルで入ってきて、さらに統一性、強調、逆に協調、と複雑に要素が加わって作られていくもの。要素分解しきれない。そして人間の考える方法というのは一度に5つの要素を考慮したようなものについてベストの答は出せないことが多い。データを重視し過ぎるとこういう大事なところが見えなくなるのは事実だと思います。
色の話が出てきますが、色も隣りにどんな色があるのか、ということの連鎖の中で考えない限り意味はなく、この中でどの色がベストだということもその特別の場合に限られたもの。こういうところに入り込んでしまうと危険なんですよね。
他山の石としましょう。


