山のような宝石を前に会場にひしめくおばさま方が素通りするカルティエの逸品「ミステリー・クロック」です。しばし見入ってしまいました。長針と短針がクリスタルガラスの中に浮いて見えます。どうしてこれで動くんでしょう?
» 特別展「Story of …」カルティエ クリエイション めぐり逢う美の記憶|東京国立博物館
知ってしまえば理屈は簡単。長針、短針ともに透明なクリスタルガラスの円盤に組み込まれているんです。その円盤ごと外側の枠に仕込まれた装置で回転させているんです。1914年に製作されたもの。
東京国立博物館で開催されている特別展『「Story of …」カルティエ クリエイション めぐり逢う美の記憶』に展示されています。展覧会は豪華絢爛、思った以上のボリューム。その上たっぷりとそれぞれの品に蘊蓄があって圧巻です。その上、吉岡徳仁さんの監修で清楚に仕上げられていました。1909年に建てられた表慶館を使ったのも正解だったと思います。


