英会話ができる人に共通するたった2つの事実
2008年11月22日 16:42 | コメント (0) | コメントを投稿 | トラックバック (0)
先日、難関国立大学出身で映像制作をしている職場の美人の管理職の女性と話をしていてちょっと驚いた。当然彼女は英文を読めるし、英作文もできる。でも英会話はとても苦手だと言う。これって確かに日本の教育の問題で、自分も機会がなければ彼女と同じだったと思う。ただし彼女の場合、にこっとするだけで外国人だろうがOKしてしまうというふざけたワザがあるので、彼女に関する限り英会話の習得は不要である。
「This is a pen.」なんて文章は一生使うわけがないのにそこから教えているという笑い話があるけれど、笑い事ではない。一番よく使う言葉から学ぶべきだ。デザインとは関係ないけれど、休日でもあるし、こんな話を書いてもかまわないだろう。このところ海外でも活躍できるデザイナーがとんとんと増えてきて、サイトも英語で構築している人がいたりするので、無駄な話どころではないと思う。みんな、英語くらい話せるようになろうよ。もちろんその前に日本語しっかり。
で、彼女と話していて気がついたんだけれど、英会話ができる人には2つの共通点がある。大したことじゃない。
条件1:英語で話さないと通じない相手がある期間存在した。
条件2:その相手に伝えなければならないことがその期間を通じて、自分にあった。
この2つだけ。これさえあれば英会話はできるようになる。若い頃渡米した人が英語を話せるのは簡単な話で、その年代では友だちなしで人生は成立しない。だから条件2が無条件に付いてくる。ところが大人というのは厄介なことに友だち作りをしなくても生きていける。つまり、条件2を仕事の中で成立させなければならない。だからMBAを取りに渡米したからと言って英会話は得意ではない人はいくらでもいる。英作文の影に隠れることができるからだ。
私個人の場合。ある日突然、普通の映像制作の現場から呼び出され、海外のプロダクションや放送局と映像制作をする場所に移された。現場よりも交渉や契約が中心で厳密な英語も必要な立場だ。もちろん契約には契約のプロがいるけれど、そこに持ち込む前に先方との話し合いをして解決策を用意していく仕事だ。
最初は自分で聞いていても情けないどころか最低の言葉だったと思う。しかしなんとかなるもので、そうなると先方がつまりこういうことなのか、と質問をしてくる。この繰り返しでダメな自分をなんとか持ちこたえさせ(時にはワザとできないフリをして有利に運んだり)、気がついたらそこそこ平気になっていた。突然呼び出され、頓挫している撮影現場に行って翌朝の撮影までに撮影するカットのリストや絵コンテを英語で作っていたり、それを全員アメリカ人のスタッフに説明していたり。必要に迫られればたいていのことはすぐに上達する。
一度こうなってしまえば、英会話なんて気軽に対応できてしまう。逆に、こういう状況にならない限り、英会話は身に付かない。幸い、いくつかの英会話学校はこの状況を作り上げてくれる。しかし多くの英会話学校は条件2を用意できずに終わってしまう。ちなみに恋愛関係は私の知る限り、英会話の役に立たない(挨拶や買い物で止まってしまう)。
get、take、haveなどの動詞を使えば相当いろいろ話せるなんてことを知ったような感じで書いている人がたくさんいる。しかしそれでは会話のレベルは高くならない。それは嘘ではないけれど、相手の外国人は(こいつ中学生みたいな英語喋ってんな)と思っている。もちろん日常会話ではそれでかまわないだろう。しかし、きちんと語彙は増やすべきだ。でなければ仕事の要件は進まない。
結局のところ、実際に経験する場所に自分を追い込むくらいしかきちんと英会話を身につける手段はない。今の日本ではそんな場所ない、というなら、ウェブという恐ろしく身近な場所を忘れている。いくらでも機会はあります。ただし条件2がないと続きません。

