行けなくって残念だったアップルストアで開かれたイベント「ミルキィ・イソベ presents デザインと“紙”の解剖室」が動画で「withD」で紹介されてます。ミルキィさんの紙に対する考え方、デザインに対する考え方がわかります。もちろん1時間なので去年発売された「造本解剖図鑑 ー紙から読み解く本づくりの極意」(ワークスコーポレーション刊)の方が詳しいのは間違いないですけど、人が語るのはまた違った印象があります。わかりやすく話してくれています。見る時間がない、という方はテキストでどうぞ。
» 「ミルキィ・イソベ presents デザインと“紙”の解剖室」イベントレポート|withD
ミルキィさんのオフィスにはかつてよく遊びに伺っていました。その当時、今からもう10年ほど前、すでに第一人者だったはずなのに紙屋さんにも印刷屋さんにもともかくよく質問をする人だったことをこの話を聞きながら思い出しました。どんな紙にどんな印刷をするとどうなるかという実験もよくやっていました。その時にはその組合せをしないことにしても、何年か経ってその組合せを使ったりすることがあって、ああ、あれはあの時の…と本屋さんで思ったり。「昔はうるさがられてさー、シロウトは困るなあーって扱われたんだけど。気がついたら一緒に遊んでるわけでもないんだけど、楽しんでくれるようになって」なんて話していました。
ミルキィさんは自分の知識や技をみんなに知ってほしいといつも言っています。自分しか使わない紙や使わない手法だと、やがて紙は生産中止になり、手法は印刷所から消えていく。「それは自分にとっても困ることだから宣伝したいの」だそうです。


