映画「WANTED」予告編のトリック
2008年09月13日 17:44
「WANTED」の先行ロードショーへ。あり得ない展開にあり得ないショットという映画の最新版。みなさん新しい技をいろいろと考えるものです。それにしてもあり得ない、超人的な暗殺者たちの物語。
予告編の編集が見事というか、騙しのテクニックが素晴らしくて、本編ではまったく違う意味になる映像として編集されている。こんなに巧妙なのは見たことがない。例えばこの手。落ちそうなところを救ってもらえそうなこの手は誰の手なのか。
あまり書き過ぎてはいけないのかもしれないが、予告編で見た印象とはどちらの手も違う人なのだ。映画自体もそう見えて本当はこの人が…という筋書きなので、予告編はそこにさらに最初からノイズを加えたような存在になっている。映画の世界は日々巧妙になっている。
人間なんて単純なもので、注射針の映像を見せて、引きつった顔を見せるだけで、勝手に痛い注射を打たれているんだなと想像してしまう。編集で相当に違う意味合いをカットにつけることができるのだ。そんな技を予告編で見事に見せている。
「GOOD BYE」なんて書かれている弾丸が飛んで行くカットがあって、これはもしかしたら予告編用かな、と思っていたが、このカットもきっちり使われる。その上、この「GOOD BYE」の意味すらひっくり返る。
海外の映画評を読んでもあまり気の利いたコメントはないけれど、実はすごく巧妙に演出されている。あり得ない展開だってところで評論家たちも転んでしまったようだ。面白いと思うんだけどな。その上、アンジェリーナ・ジョリーの悪いお姐さんぶりがこの映画にとっても合っている。
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